2006/06/07

[家] 新築 or 中古 その弐

新築 or 中古のその弐なのです.

このごろいろいろと考えて,以下のような考えに達しつつある.

中古の場合,たとえば6000万円くらいかけて比較的広い土地と築二十年くらいの家を買うことになるだろう.とすると,三十年くらい手直ししながら住み続ける.孫ができたりするころにふと家を建て替えるだけの財力があったとしても,果たしてその年齢で立て替えるだけのパワーがあるのだろうか.建築家との家作りは建築家との議論をはじめいろいろとエネルギーを使うことは必至だから,なんとなく「もうあとは死ぬまで住もう」となるか,あるいは一念発起して「がんばって建てかえるぞ」となるか.後者になったとして,そのときに2000万円ほどかけて建てかえるとなれば,すでに購入時に6000万円,途中の手直しやリフォームで1000万円ほどは使っているだろうから,合計9000万円ほど資金投下していることになる.

一方,新築の場合,3000万円の土地,2500万円の家で建ててしまえば,とりあえず死ぬまで住めるだろうし,途中のリフォームもあらかじめ考えつくして注文住宅で建てておけばあまり発生しないだろう.まあ,配管や塗装などはやる必要もあるだろう.だとしても,まあ500万円ほど見ておけば住めるような気がする.となると,合計6000万円ほどか.

さて,
新築:6000万円
中古:9000万円(一回建てかえ)
となったとき,3000万円は子どもの教育費や老後の資金にもなるだろうし,いろいろな可能性を期待できる.まあ,中古の場合,比較的広い土地が次の世代に残せるかもしれないということもある.

次世代に土地という形で残すことを重視するとなれば中古だろう.ただ,中古の場合,子どもたちにもっともお金のかかる時期に建てかえしなければいけない事態になったとき,かなり大変なことが容易に想像できる.

次世代と一緒にすごすわずかな時間(高々十数年とか二十年弱)を充実させる一方策として,新築するというやり方もありだろうか.幻想かもしれないけれど,こちらのほうがなんとなく我々には良いような気がしている.

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